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兵庫知事のパワハラ疑惑 維新幹事長、事実認定なら辞職要求方針

 日本維新の会の藤田文武幹事長は4日、兵庫県の斎藤元彦知事がパワーハラスメントなどの疑惑で告発された問題について、公の場で事実関係を調べた上で、斎藤知事に落ち度や悪意があると認定された場合は、辞職を求める意思があるとの考えを示した。

藤田氏は神戸市内で兵庫維新の会の会合に参加後、記者会見した。2021年に自民党とともに維新が推薦した責任はあるとした上で「事実が認定されれば『いったん身を引かれたほうがよろしいのではないか』と言う意思はある」と述べた。  この日の会合で、兵庫維新のメンバーから、街頭活動中に一連の問題について聞かれることがあるため、党内で速やかな情報共有を求める意見が出たという。その一方、斎藤知事に早期の辞職を迫るよう求める声はなかったと説明した。  次期衆院選への影響について問われ、藤田氏は「一つの事案に一喜一憂しない。直接的に影響するとは思わない」と否定した。  副知事ら幹部が次々と不在となり、県政への影響が懸念されている点について、藤田氏は「パワハラなどの事実認定と、政治的な安定性をどう確保するかは、別枠で評価すべきだ」と述べた。県幹部らの空席については「複合的な理由があると思う」との認識を示した。  斎藤知事については、維新の馬場伸幸代表が7月28日、真相解明を優先した上で、パワハラなどが事実だと判明すれば、辞職を促す考えを明らかにしていた。

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