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山本由伸、史上最高額でチーム防御率13位のドジャースに…WBCでは山本の希望で大谷翔平らと食事

 【ロサンゼルス=帯津智昭】複数の米メディアは21日(日本時間22日)、オリックスからポスティングシステムでの米大リーグ移籍を目指していた山本由伸投手(25)が、ドジャースと12年総額3億2500万ドル(約463億円)の契約に合意したと伝えた。ゲリット・コール(ヤンキース)を上回り、投手としてメジャー史上最高額の契約という。大谷翔平とチームメートになり、中心選手としてワールドシリーズ制覇を目指すことになる。

 山本は2017年、宮崎・都城高からドラフト4位でオリックス入団。21年から3年連続で最多勝最優秀防御率、最高勝率、最多奪三振の「4冠」に加え、最も優れた先発投手に贈られる沢村賞に輝き、パ・リーグ3連覇の原動力となった。

WBC準決勝のメキシコ戦で力投する山本(3月20日、米フロリダ州マイアミで)=横山就平撮影

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山本が当時日本ハムに所属していた4歳上の大谷と対戦したのは、プロ1年目だった17年9月の1試合だけ。2人の距離が縮まったのは、今年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)だ。日本代表「侍ジャパン」の一員として戦い、14年ぶりの世界一に貢献した。

 米フロリダ州マイアミで行われた準決勝のメキシコ戦の前々日、2人は仲間たちと一緒に食事に出かけた。大谷は「由伸が連れていってほしいという感じだったので、まあ、しょうがなく行った感じですかね」と笑いながら振り返っている。

 メキシコ戦では山本が2番手で登板し、勢いに乗る相手に試合を壊さず3回1/3を3安打2失点。1点を追う九回に先頭の大谷が二塁打を放ち、逆転サヨナラ勝ちにつなげた。山本は「いや、もう本当にさすが」と、大谷の勝負強さに感銘を受けていた。米メディアによると、ドジャースが今月12日に山本と面談した際には、大谷も同席した。

 ドジャースは、大谷、ベッツ、フリーマンとリーグMVP受賞経験者が並ぶ強力打線ながら、投手力が課題だった。今季のチーム防御率は両リーグ13位の4・06。山本は、手薄な先発陣で貴重な存在となる。

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